Instagramの公式マーク(認証バッジ)とは?取得方法と審査基準を解説
1. はじめに
Instagram上には数多くのアカウントが存在しますが、その中には偽のアカウントや、なりすましアカウントも存在します。そこで、Instagramでは公式アカウントに対して「認証バッジ」を付与することで、ユーザーが安心してアカウントをフォローできるようにしています。この記事では、Instagram公式マーク(認証バッジ)の定義やメリット、取得方法、審査基準について詳しく解説します。
2. Instagram 公式マーク(認証バッジ)とは
Instagram公式マーク(認証バッジ)とは、Instagramで本人確認が済んでいることを示す青色のチェックマークのことです。このマークは、アカウント名の横に表示され、そのアカウントが本物であることを保証するものです。
認証バッジの目的は、なりすましアカウントや偽の情報を防ぐことにあります。有名人や企業、ブランドなどの公式アカウントに認証バッジを付与することで、ユーザーが安心してそのアカウントをフォローできるようになります。
また、認証バッジは、そのアカウントが公式アカウントであることを証明し、信頼性を高める役割も果たしています。認証バッジがついているアカウントは、Instagramから信頼できるアカウントとして認められているため、ユーザーからの信頼も得られやすくなります。
Meta認証との違い
Meta認証とInstagram 公式マーク(認証バッジ)**は、どちらもアカウントの信頼性を示すバッジですが、いくつかの重要な違いがあります。
1. 対象アカウント
- Instagram 公式マーク(認証バッジ): 著名人、ブランド、メディア、組織
- Meta認証: 個人アカウント、クリエイターアカウント、ビジネスアカウント
2. 取得方法
- Instagram 公式マーク(認証バッジ): 審査基準を満たし、Instagramに申請する
- Meta認証: 支払いプランに加入する
3. 費用
- Instagram 公式マーク(認証バッジ): 無料
- Meta認証: 月額料金
4. 機能
- Instagram 公式マーク(認証バッジ): 青いチェックマークのみ
- Meta認証: 青いチェックマーク、ストーリーへのリンク、外部リンク、検証済みバッジ
5. その他
- Instagram 公式マーク(認証バッジ): 取得が難しい
- Meta認証: 比較的簡単に取得できる
まとめ
項目 | Instagram 公式マーク(認証バッジ) | Meta認証 |
---|---|---|
対象アカウント | 著名人、ブランド、メディア、組織 | 個人アカウント、クリエイターアカウント、ビジネスアカウント |
取得方法 | 審査基準を満たし、申請 | 支払いプランに加入 |
費用 | 無料 | 月額料金 |
機能 | 青いチェックマーク | 青いチェックマーク、ストーリーへのリンク、外部リンク、検証済みバッジ |
その他 | 取得が難しい | 比較的簡単に取得できる |
今からどちらかの方法で認証を得たい場合は、特に小規模な事業者の場合、取得の可能性と速度を考えてMeta認証が現実的な選択肢となります。
ただし、Instagramの公式マークも申請は無料でそこまで工数もかからないため、必要な情報を取り揃えられそうであれば、先にInstagramの公式マークを申請するのが良いでしょう。
Meta認証についての詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。
3. Instagram 公式マーク(認証バッジ)のメリット
Instagram公式マーク(認証バッジ)を取得することには、以下のようなメリットがあります。
信頼性の向上
認証バッジがついているアカウントは、公式アカウントであることが証明されているため、ユーザーからの信頼を得られやすくなります。
特に、有名人やブランドのアカウントでは、認証バッジがついていないと、なりすましアカウントと間違われてしまう可能性があります。
認証バッジを取得することで、ユーザーに安心感を与えることができます。
ブランド認知度の向上
認証バッジがついているアカウントは、多くの人に認知されやすくなります。認証バッジは、そのアカウントが信頼できる情報源であることを示すため、ユーザーがそのアカウントを探しやすくなるはずです。
一方で、Instagramでの露出については認証バッジがついているからといって増える訳ではなく、あくまで表示されたときにバッジがついていることで信頼があると認識されやすいだけであるので、リーチやインプレッションを増やしていくには継続してユーザーにとって価値のある投稿をしていくことの方が重要です。
エンゲージメント率の向上
認証バッジがついているアカウントは、フォロワーからのいいねやコメント、シェアが増えやすくなると言われてます。これは、認証バッジがついているアカウントが信頼できる情報源であると認識されているためです。
エンゲージメント率が高いアカウントは、Instagramのアルゴリズムでも優遇されるため、副次的な効果としてさらなる露出が期待できます。
PR案件・インフルエンサーマーケティングにおけるメリット
認証バッジがついているアカウントは、企業からの依頼を受けやすくなります。企業は、信頼できるインフルエンサーを探す際に、認証バッジがついているアカウントを優先的に選ぶ傾向があります。
また、ブランドや企業側がインフルエンサーへ案件を依頼する場合にも、公式バッジがついている方がDMの返信率が高かったり、案件を受けてもらえる確率が高くなります。
4. Instagram 公式マーク(認証バッジ)の取得方法
Instagram公式マーク(認証バッジ)を取得するためには、以下の条件を満たす必要があります。
申請条件
- 本人であること
- 著名人、ブランド、メディア、組織であること
- 完全なプロフィールを公開していること
- 有名であること
申請方法
- Instagramアプリから申請する
- 本人確認書類を提出する
- 審査を受ける
具体的な申請方法は、以下の通りです。
- Instagramアプリを開き、プロフィール画面を表示する
- 設定アイコンをタップし、「アカウント」を選択する
- 「認証バッジを申請」をタップする
- 必要事項を入力し、本人確認書類を添付する
- 申請を送信する
申請が受理されると、Instagramから審査結果が通知されます。審査に合格すれば、認証バッジが付与されます。
5. Instagram 公式マーク(認証バッジ)の審査基準
Instagram公式マーク(認証バッジ)の審査では、以下の項目がチェックされます。
本人確認
- 本人であることを証明する書類(運転免許証、パスポートなど)
- 顔写真付きの本人確認書類
- 有効期限内の本人確認書類
Instagramでは、申請者が本人であることを確認するために、本人確認書類の提出を求めています。提出する書類は、顔写真付きで、有効期限内のものである必要があります。
アカウント情報
- 完全なプロフィール情報(名前、プロフィール写真、自己紹介など)
- 公開されているプロフィール
- 複数のアカウントを持っていない
審査では、アカウントのプロフィール情報も確認されます。プロフィールには、名前やプロフィール写真、自己紹介文などが記載されている必要があります。また、非公開アカウントや、複数のアカウントを持っている場合は、審査に通りにくくなります。
知名度
- メディアで取り上げられている
- 多くのフォロワーを持っている
- 他のソーシャルメディアでも活動している
審査では、申請者の知名度も重要な判断基準となります。メディアで取り上げられたことがあるか、多くのフォロワーを持っているか、他のソーシャルメディアでも活動しているかなどが確認されます。知名度が高いアカウントほど、審査に通りやすくなります。
6. まとめ
Instagram公式マーク(認証バッジ)は、アカウントの信頼性を高め、ブランド認知度の向上やエンゲージメント率の向上につながる重要な要素です。取得するためには、申請条件を満たし、本人確認書類を提出する必要があります。審査では、本人確認やアカウント情報、知名度などが確認されます。
認証バッジを取得することで、ユーザーからの信頼を得られるだけでなく、インフルエンサーマーケティングの効果も高めることができます。特に、企業アカウントやブランドアカウントでは、認証バッジの取得が重要な施策の一つと言えるでしょう。
ただし、認証バッジの取得は、審査に合格しなければなりません。審査基準をしっかりと理解し、適切な申請を行うことが重要です。また、認証バッジを取得した後も、信頼できる情報を発信し続けることが求められます。
Instagram公式マーク(認証バッジ)を活用することで、アカウントの価値を高め、ビジネスの成功につなげていきましょう。