Instagramのテンプレートでデザインとキャプションを効率化する方法
Instagramは、世界中で10億人以上が利用する人気のソーシャルメディアプラットフォームです。効果的なInstagram運用には、魅力的な投稿が欠かせません。しかし、毎回ゼロから投稿を作成するのは時間と労力がかかります。
実際に、美容系メディアを運営するcorecty編集部でも、ある程度のテンプレートを基に、レビューする商品や紹介するhowtoの内容に沿ってアレンジして投稿を作っています。
そこで、今回はInstagram投稿のテンプレートを紹介し、投稿作成を効率化する方法を紹介します。
テンプレートの種類
Instagram投稿のテンプレートは、大きく分けて以下の2種類があります。
- デザインテンプレート: 画像や動画の配置やデザインを統一するためのテンプレート
- キャプションテンプレート: 投稿文の構成や書き方を統一するためのテンプレート
デザインテンプレート
デザインテンプレートは、Canvaなどのツールで無料で利用できます。テンプレートを使うことで、以下のようなメリットがあります。
- デザインスキルがなくても、簡単にプロのような投稿を作成できる
- 投稿の統一感を出すことができる
- 時間を節約できる
基本的にInstagramでは複数枚の画像を一つの投稿で使うカルーセル投稿が主流のため、テンプレートもそれに合わせて、1枚目用のテンプレート、2枚目以降用のテンプレート、最後の1枚の画像用のテンプレート、といったようにテンプレートを用意しておくのがおすすめです。
無料で使えるテンプレートが豊富なCanvaなら、目的に応じたテンプレートも見つけられるはずです。
Canvaでおすすめのデザインテンプレート
- お知らせテンプレート: https://www.canva.com/p/templates/EAFbd7LFAz4–instagram-/
- Howto系の表紙テンプレート: https://www.canva.com/p/templates/EAFOVVGWRGc–/
- 商品入荷テンプレート: https://www.canva.com/p/templates/EAFbdx_XlSQ–instagram-/
- まとめ投稿系テンプレート: https://www.canva.com/p/templates/EAFee2lOJbA–/
- 二枚目以降の箇条書き用テンプレート: https://www.canva.com/p/templates/EAFKPr16oZw–/
キャプションテンプレート
キャプションテンプレートは、以下の要素を盛り込むと効果的です。
- 注目を惹く最初の文
- 投稿の内容を説明する文
- 行動を促す文
- ハッシュタグ
キャプションテンプレートの例
- お知らせテンプレート:
【〇〇のお知らせ】
皆さん、こんにちは!
いつもご利用ありがとうございます。
[ここにお知らせ内容を記入]
詳しくはプロフィールのURLからチェック!
#お知らせ #〇〇〇
- Howto系投稿テンプレート:
【〇〇のやり方】
皆さん、こんにちは!
今回は、〇〇のやり方をご紹介します。
[手順1]
[手順2]
[手順3]
ポイントは、[ここに重要なポイントを記入] することです。
ぜひ、試してみてください!
#Howto #〇〇
- 新商品入荷テンプレート:
【新商品入荷】
皆さん、こんにちは!
待望の新商品、〇〇がついに発売されました!
[商品の特徴]
[価格]
[購入方法]
詳しくはプロフィールのURLからチェック!
#新商品 #〇〇
- 渋谷の美味しいお店〇〇選等、まとめ系投稿用テンプレート:
【保存版】渋谷の美味しいお店〇〇選
皆さん、こんにちは!
今回は、渋谷でおすすめの美味しいお店〇〇選をご紹介します。
[お店1]
[お店2]
[お店3]
どこもとってもおすすめのお店なので、ぜひ行ってみて下さい♡
#渋谷 #グルメ #ランチ #ディナー #カフェ
インスタで参考にすべきキャプション事例集
ここからは、キャプションを考える際に参考になる、実際の投稿事例を解説と共に紹介していきます。
実際の投稿ではプロのアカウント運用企業が考え抜いた末のキャプションが構成されているため、非常に参考になるはずです。
食べ物系アカウント
Kurashiru(クラシル)
400万人以上のフォロワーを誇るクラシルは、長年に渡ってユーザーから高評価を得ている、日本におけるレシピ系アカウントの代表格。
クラシルのキャプションでは、冒頭で
※保存しておくとあとで見返せます👆
と保存を促す文言を入れてから、投稿の要点であるレシピの種類を順番に紹介しています。
その後、レシピの材料と手順を細かく紹介しているのですが、まずはキャプションの中でも投稿で紹介したレシピの一覧→メインレシピの見出しという流れを作っており、必要な情報を見やすく工夫されています。
クラシルの投稿のようなまとめ系コンテンツでは、画像だけでは伝えきれない部分や動画だと見返すのに手間がかかってしまう部分をキャプションで補うという方法が鉄則です。
キャプションで投稿全体の情報量を増やし、滞在時間の増加や保存率の向上が狙えます。
Starbucks
スターバックスコーヒージャパンの公式アカウントでは、日々の投稿で新商品やキャンペーン等についてお知らせするような投稿がメインとなっています。
この投稿では、新商品であるフラペチーノの紹介をしており、新商品に関連した独自のハッシュタグを使っています。
スターバックスの場合は、殆どの投稿でキャプションの文章量は少なめで、投稿の写真や動画がメインとなっています。
一方で、スターバックスの投稿でもアレンジレシピを紹介する投稿の場合は、前述のクラシルのような情報量が豊富なキャプションになっています。
このように、投稿のパターンに応じて適切なテンプレートを用意しておきながら、それを使い分けるのは非常に重要です。
化粧品・コスメ系アカウント
corecty(コレクティ)
弊社が運用している美容メディアのcorectyでは、レビュー投稿の場合、
①タイトル
②商品の概要
③商品の魅力を伝える文章
④商品の詳細情報(ブランド名、正式名称、価格、発売日等)
⑤レビュー担当者名
⑥ハッシュタグ
という6つの項目に分けてキャプションを構成しています。
このキャプションの構成は、今まで数々の投稿をしてきた中で、コメントでよく質問される内容を反映させて完成しているものなので、化粧品関連のアカウントであればこのキャプションの構成・テンプレートに含まれているものは入れていくことがおすすめです。
このように、DMやコメントで実際に頂いている意見や反応を踏まえて微調整をしていくというのも、キャプションに限らずSNSの運用をする上では重要になってきます。
CANMAKE
プチプラコスメのブランドであるCANMAKEのこの投稿では、商品の開発に携わった社員による商品への熱い思いを語っているキャプションになっているのが特徴です。
これはテンプレート化することは難しいですが、実際に商品を開発したメンバーに思いを伝えてもらうというのは、固くなりがちな新商品紹介の投稿においてSNSらしさを存分に発揮した投稿になるため、エンゲージメントの向上が見込まれます。
実際にInstagramでもこの投稿への反応はかなり良かったようですが、X(旧Twitter)でも同様の情報発信をしたところ、爆発的なエンゲージメントを獲得して話題になっていました。
まとめ
Instagram投稿のテンプレートを活用することで、投稿作成を効率化し、魅力的なアカウントを作ることができます。
ぜひ、記事で紹介したテンプレートを参考に、効果的なInstagram運用を目指しましょう。